波導の勇者

ポケモンの記事を書いています

【ポケモンSV S1】ルカヴィランカイリュー

はじめまして。ルカです。

9世代のS1お疲れさまでした。

 

今回の構築記事ではポケモンにおいてよく使われる略称や用語が使われています。あらかじめご了承下さい。
※よく使う略称を記事の一番下に記載。

 

コンセプト
相手に対応を強要するサイクル形成


現状、9世代は対面よりもサイクルが強い環境だと思っています。
しかし、テラスタルにより相性の逆転が頻発するため、ポケモン本来の有利不利に依存したサイクルは不意なテラスで簡単に崩されてしまうという難しさがあります。
本構築では様子見要素を取り入れることで、相手のテラスや自分のテラスに大きく依存しないサイクルを形成し、それにより総合的な勝率を高めることを目標としました。

 

 

 

 

パーティはこちら

使用構築

 

最終順位

 

 

 

個体説明

 

スコヴィラン

 

持ち物:たべのこし
特 性:むらっけ
性 格:臆病
努力値:H164 B164 C4 D68 S108
技構成:ギガドレイン やどりぎのたね まもる みがわり
テラス:フェアリー/草/鋼

H   :16n+1(残飯回復量体力あたり最大)
HB:特化キノガッサのテクニシャンマッハパンチを確定3発→B2↑でみがわりが確定耐え
HD:サーフゴーの特化シャドーボールをD4↑でみがわりが確定耐え
  FCロトムの無補正C252ボルトチェンジまでみがわりが確定耐え(特化ボルチェンは43%で耐える)
S :S2↑で最速スカーフFCロトム抜き

 

 

 


構築の軸。

 


まずこのポケモンについて簡単に説明しましょう。


種族値は H65 A108 B65 C108 D65 S75 と決して高くないですが、このポケモンの最大の強みは特性のむらっけにあります。

 

 

8世代以降始めた方はむらっけに馴染みかないと思うので簡単に説明すると

 

「むらっけ」とは毎ターンの終了際に攻撃/防御/特攻/特防/素早さの5つの内いずれかの能力が2段階あがり、上がった能力を除く4つの能力の内1つが下がる 

 

という、時間をかければかけるほど徐々に強くなっていく強力な特性です。

 


この特性×まもるみがわり宿り木の種で時間を稼ぎながら全抜きをするというのがこのポケモンのコンセプトです。

 

トップメタといわれるラウドボーンや身代わり巧み持ちのサーフゴーに対してやや不利がつくのでそこのケアだけは必要です。


このポケモンだけは解説すると長くなるため、単体考察の記事にて詳しく解説しています。


↓単体考察記事

lucagori.hatenadiary.jp

 

 

ルカリオ

持ち物:こだわりメガネ
特 性:精神力
性 格:控えめ
努力値:C252 S252 D4
技構成:きあいだま てっていこうせん シャドーボール しんくうは
テラス:格闘

 

相棒枠

メガネをもつことで
マスカーニャをしんくうはで、H振りアーマーガア、H振りロトム、H振りカバルドン、キョジオーン諸々の高耐久を気合い玉や徹底抗戦で上から倒すことができます。

 

無理矢理な立ち回りですが初手ガブにテラス気合い玉で地震を耐えてワンパンしたり、初手交換読みシャドボなどを強要される場面はありますが、それが通れば大抵勝てるピーキーな性能をしてます。

 

今作のルカリオはライバルが多くいます。単純な物理型はパーモットのほうが技と素早さが強く、いのちがけ型はコノヨザルのほうが強いです。

 


ルカリオとしての個性をいかすのであれば命の珠を持ち、剣の舞+神速になどでしょうが、カイリューであれば1ターン目に高い威力の神速をうてて、そのカイリューのせいで神速の通りがあまりよくありません。


差別化点としてアーマーガアを剣の舞珠インファイトで倒せることなどがありますが、ルカリオで剣の舞をすることの難易度を考えると汎用性に欠けると私は思いました。

 


そこで、メガネ型であれば高い火力の特殊格闘と徹底抗戦の両立という独自の性能をもつことができ、瞬間的火力がでるためメガネでの採用としています。

 

初ターンの火力が低くなめられやすいルカリオは、メガネの瞬間火力の押しつけは想定されにくく選出できた時はかなり通りました。

 

 

性格を臆病にするとあまりにも乱数がかわる相手が多いため控えめで採用しています。
Sラインや耐久調整については色々余地がありますが今回はシンプルなCSで採用。

 

最終日に沢山選出しました。

実は色違い最大サイズ個体です。

 

オーロンゲ

持ち物:ひかりのねんど
特 性:いたずらごころ
性 格:腕白
努力値:H244 B108 D156
技構成:かみくだく すてぜりふ リフレクター ひかりのかべ
テラス:悪(なんでもいいです)

HB:ハッサムの鉢巻バレットパンチ耐え

 

 

特殊方面への受けだしが多いのでできる限りDに寄せました。

 

壁や捨て台詞でのサイクル補助と対ドラゴンへの優秀な耐性を評価して採用。


ワンウエポンはイカサマや噛み砕く、不意打ち、ソウルクラッシュなどから選択。


身代わりサーフゴーになにもできなくなるので噛み砕くを選択しています。技マシンがなければレベル技のどげざつきでも良いでしょう。

 

壁+スコヴィランのやどみがへの明確な回答は環境に少なく、スコヴィランは一度やどみがループにいれることさえできたら嵌められるので、その一度を作ることが最大の役割です。

 

 

生存させることがかなり重要なので壁をはって即捨て台詞や、不利な相手には壁なして捨て台詞即押しでサイクル戦を仕掛けることが多かったです。


またオーロンゲに対応できるポケモンを初手に強く呼ぶため相手の選出が少しわかりやすくなるのも強みの1つだと思います。

 

 

オーロンゲは壁を切り、捨て台詞+3ウエポンにするのも多いですが、今回はスコヴィランのような低耐久ポケモンを後投げする展開が多いため、その補助となる壁は必要不可欠だと考え、両壁+捨て台詞型での採用としました。

 

 

カイリュー

 

持ち物:ゴツゴツメット
特 性:マルチスケイル
性 格:いじっぱり
努力値:H244 A4 B60 D4 S196
技構成:テラバースト りゅうのまい はねやすめ アンコール
テラス:飛行

S:最速バンギ抜き

 

 

相手に使われて強そうだったので参考にしました。(パクりました)
最終日に爆増していましたが、Sラインはここまであげている人はいなかったのでミラーではかなり美味しい思いをさせてもらいました。

 

 

一致テラバーストなのであまりAに努力値を割かなくてもパワーがあって強かったです。

 

 

コノヨザル



持ち物:でんきだま
特 性:まけんき
性 格:ようき
努力値:H220 A4 B12 D20 S252
技構成:インファイト なげつける ステルスロック アンコール
テラス:飛行(レイドバトル産)

 

なげつけるという技は持っている持ち物で威力や追加効果が変わる技です。でんきだまの場合は威力は低いですが、相手を麻痺状態にさせることができます。

 

スカーフサーフゴーのシャドーボールを耐えるので、基本的にサーフゴーに麻痺を入れられるということが最大の採用理由です。


オーロンゲとルカリオがいるからか、サーフゴーを初手にだされることが多く、隠密マントサーフゴー以外には麻痺をいれて場作りすることができました。


似た役割のデカヌチャンと違い、麻痺を警戒されにくいことと命中安定なことが強みです。

 

 

麻痺+ステロ+アンコールはスコヴィランとも相性がよく使いやすかったですが、ゴースト相手になげつけるをしたあとやることがないのが弱く感じました。
技構成が難しいポケモンだと思います。

 

 

 

セグレイブ



持ち物:とつげきチョッキ
特 性:ねつこうかん
性 格:いじっぱり
努力値:H132 A252 B4 D12 S110
技構成:キョケンとつげき つららおとし じしん こおりのつぶて
テラス:地面

 

 

スコヴィランが重たいラウドボーンにたいしてやどりぎ+地震でテラス強要と突破を目的として採用しています。ラウドボーンは地震やどりぎだけでは勝てないことと、やどりぎが入れられない時につららおとしの怯みで突破を狙いました。


チョッキ込みでかなり耐えるのでおんみつマントラウドボーン以外にはやどりぎがなくても勝てることが多かったです。

 

またゲンガーに後投げから地震+礫で道連れされずに倒せることも強かったです。

対面性能が非常に高いことも扱いやすく重宝しました。

 

 

ラスタルを切りたいポケモンではありますが、選出次第ではテラスタルをきらずにやや強引な立ち回りを強いられる所が安定しないので、構築の見直しが必要と感じた部分です。

 

 

 

 

基本選出

スコヴィラン/オーロンゲ/セグレイブ
誰を初手に出すかは、壁サポートなしでサイクルが回るかどうかで判断していました。初手から壁が必要な場合はオーロンゲから、それ以外はセグレイブかスコヴィランのどちらかから選出することが多いです。

 

コノヨザル/カイリュー/@1
カイリューをだすときはカイリューにテラスタルを温存させます。
@1はセグレイブとルカリオが多かったですが、ヘイラッシャ入りなどにはスコヴィランを出すなど相手の構築次第です。


おわりに
スコヴィラン強いのでつかってみてねー

 

 

よく使う略称
HABCDS それぞれHP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さの略
対面   交換をあまりせず目の前を倒す構築
サイクル 交代を駆使して戦う構築

種族値  ポケモンの種ごとに決定されたステータス──ドラパルトは素早さが高いなど
努力値  ゲーム内で基礎ポイントと呼ばれる値 努力値の配分のことを、努力値を振ると呼ぶ
特化   性格補正+努力値252振り
最速   素早さ補正+努力値252振り
準速   素早さに補正がない252振り
確定◯発 そのポケモンを◯発で確実に倒せる
乱数◯発 そのポケモンを◯発で倒せる可能性がある。高確率なら高乱数。低確率なら低乱数などと呼ぶこともある。
A2↑   攻撃ランクが2段階上昇してる状態