【USM2100↑】ジャロゴーリ+クレセゴーリ オニゴーリ特化構築の結論
こんにちは。ルカです。
いまから紹介する構築はUSMのS12において2124、使用した全てのシーズンにおいて20↑を達成したパーティです。
さて、久々の記事投稿ですが、中身は殆ど変わってません。
今までの記事と被る内容が多いですが、適度に読み飛ばしていただけると幸いです。
この構築はS12から使用しています。
S12で2124
S13とS14においても20以上を達成しております。
S12の最高レート
S14の最高レート
S13は画像を撮っていません
《パーティ紹介》
ルカリオ @メガ
オニゴーリ@残飯
クレセリア@ゴツメ
ジャローダ@襷
ミミッキュ@ミミZ
リザードン@メガX
本構築はオニゴーリ選出100%を目指したものである。取り巻きが全力でオニゴーリを介護し、隙を強引に作り出しゴーリ展開するのが理想の動きだ。
よって選出はゴーリ@2であり、またそれは対戦相手の方もわかっているためかなりゴーリに厚い選出をされる。
こちらの選出を相手が予想しやすい、というのはこちらも相手のやりたいことが見えやすくなる。
本構築を扱う際は、相手のメタ張りを選出段階で予想し、それに対する対抗策や立ち回りを想定することが大切だ。
個人的に、今オニゴーリを使うなら場作り要因、特に麻痺は必須と考えている。理由は、シーズンを追うごとにオニゴーリへのメタ張りが厳しくなっており、ほぼ大体のパーティに簡易な対策が施されているからだ。
ピンゴーリでの採用をすると間違いなく腐ることが多くなり、また選出の時も不安定なオニゴーリより安定する別のポケモンをだしたいと思うことだろう。
実際、私が序盤に、より対面的なゴーリを使ったとき、あまり出す気にはなれなかった。
本構築は麻痺撒きを行えるのが3体おり、そこにエースが3体はいっている形である。
これは裏を返せば、技枠を圧迫して麻痺を撒ける技を採用していることとなり、それはそのまま単体性能の低下を意味している。
従って、ゴーリを除いた選出はパワー負けしやすく、自然とゴーリが選出にはいってくるのだ。
もし、本構築を参考にしてくださるなら、オニゴーリをとりあえず選出し、対しての相手の動きをある程度想定して、試合を組み立てて欲しい。
それでは個別の紹介に移ろうと思う。
《個別紹介》
【ルカリオ】
努力値:CS252 d4(メガ前DLでA↑)
実数値:H145 B90/108 C167/192 D91 S156/180↑
技構成
きあいだま/ラスターカノン
しんくうは/わるだくみ
嫁枠。ゴーリが誘う鋼タイプに負担をかけることができ、一貫を見つけることも簡単で扱いやすい。
〈特殊である理由〉
・真空波が強い
・選出がゴーリ+場作り@1であり、メガが独立気味になるため、単体で勝ち筋となりえるパワーのある枠にしたいから(⇔腐りにくい)
皮のないミミやゴーリの誘うルカリオへのミラーにも強くなれるのが利点。
意識している鋼タイプ(というかメタグロスとハッサム)はBが高いことが多く、インファでは削りきれない為、命中不安ではあるが特殊に軍配があがると思う。
一貫の作りやすいメガ積みエースはゴーリと合わせることで非常に強い圧力をもつ。
特に、この構築は強くゴーリを意識させるので、ゴーリを重くみた選出にメガが刺さることも少なくなく、逆にメガをみてゴーリガンメタ選出を歪ませることもある。
【オニゴーリ】
努力値:h172 b12 c36 d36 S252↑
実数値:H177 B102 C105 D105 S145
本構築のエース。
深い調整意図はなく、あまり強くない配分ではあるのだが、長く使っている為ミリ単位の感覚のズレが怖く、この努力値配分のものを使用している。ゴーリの調整については他の方の物を使った方が良いかもしれない。
追記────
ただ本構築では最速推奨である。
オニゴーリのSラインについて、最速かそうでないかで別れる点の代表例として
麻痺した+1最速アーゴヨン……ジャロ顎初手対面のあとによく起きる
麻痺した、は言い換えるとオニゴーリのむらっけSアップでもある。
代表としてこれらを挙げたが、+1最速120族付近のSラインが麻痺orむらっけで抜けなくなる。
ゴーリの役割であるカバマンダや、ジャロゴーリでよく対面する麻痺顎は勿論、ほぼすべての構築にだすというコンセプトの上ではSラインは安定を保つ1つの大きな要素であるため、なるべく欠けさせないことをおすすめする。
余談だが、オニゴーリはS+1でメガゲンガー等の最速130族を抜くことができるが、麻痺した130族にS-1で抜かれる。たまにこの辺りのS関係が曖昧な人がいるのでしっかり意識しよう
────追記終わり
技構成はこれが一番汎用性が高く、ゴーリの選出率が高い本構築ではこれが一番だと考える。
オニゴーリの動かし方と運が試合を左右することが殆どで、能力変化によって臨機応変な対応を心掛けたい。
運用のコツとして1つ言うと、ギリギリまで願わないこと。
例えば、縛られている状況で、回避を引いたとしても居座ることはあまり好ましくない。
本構築は裏でなるべくケアできるように作っている。そのため、より安定した動きをめざすことが、不安定なオニゴーリを動かす上で大切だと考える。
勿論後々を考えて居座る方がよいと考えたなら居座るべきだが、裏に引けるのに、回避ひいた! ラッキー突っ張ろ!w はなるべくしないことをお勧めする。
【クレセリア】
努力値:H252 B252 d4
実数値:H227 B189↑ C95 D151 S105
技構成
こごえるかぜ/でんじは
つきのひかり/みかづきのまい
・PP回復
・状態異常解除、体力管理
・流し、削り
・起点作成
これらが1匹で可能というのは凄まじく有能。ゴーリミラーに打ち勝てるPP回復。8連零度外しもケア可能。
ドヒドイデ等に毒・追加効果を気にせずに強引な立ち回りを通せる。
電磁波とこごえる風により、相手のS上昇による麻痺打開をケア。
とその仕事には枚挙に暇がない。
一方、単体性能が最低レベルで、ゴツメがないと負担皆無(無振りガッサやH振りランドが風で確定3レベル)→みがわりに無力 なのがデメリットである。
サイコキネシスにすることで単体性能は少しあげることが可能。しかし、すぐ下で語るが、本構築はこごえる風一択だと考えている。
【ジャローダ】
努力値:h52 b164 c36 d4 S252
実数値:H157 B136 C100 D146 S181↑
技構成
リーフストーム/へびにらみ
やどりぎのたね/みがわり
備考
詳しくは→BS襷ジャローダ単体考察 - 「はどう」は「波導」派
耐久に割いた襷ジャロ。襷としての単体性能が落ちる代わりに仕事が行いやすい。
麻痺+やどりぎによりゴーリ展開の際、みがわり連打が安定になり、運要素を大きく排除することが可能。
またステロにも多少抗えて、昆布戦法への誤魔化しでもある。バトンによって引き継ぐが、こちらはあまり大きな利点ではない。
さて、クレセが風である理由は、このポケモンが大きく関わっている。
ジャロへの回答として、マンダを合わせて上からみがわりや、リザで麻痺を受けながらニトチャ2発で突破して起点回避、などが運用してて多く遭遇する。
そこで、ニトロチャージを蛇にらみ+凍える風で咎めたり(ウルガモスなども対応可)
ボーマンダに対しても凍える風と電磁波で誤魔化せるというわけだ。
これが風でないと、対面でボーマンダに勝てるポケモンが居なくなる。リザードンへも初手ジャロリザ対面でニトロチャージを2回されたら祈るしかなくなってしまう。
この2点がサイコキネシスにない最大の利点で、付随して
カプ・コケコに瞑想をつまれても風で流せる
カプ・レヒレの挑発にも風で粘り、フィールドが切れた後上から電磁波を撒ける
速いボルトのSをさげられる
テクスチャーZに風をいれると、大抵ゴーリで上を取れる
スカーフ持ちや130族以上の相手に麻痺をいれたあと打つことで、ゴーリのSダウンの負け筋を減らせる
などの利点がある。
【ミミッキュ】
努力値:h4 A252 S252
実数値:H131 A156↑ B100 D125 S148
技構成
かげうち/じゃれつく
でんじは/つるぎのまい
意地っ張り。
剣舞Zの崩し、電磁波により起点作成、行動保証による誤魔化し、となにかと便利なポケモン。
Zを吐く相手を間違えると少し辛くなることがある。
オニゴーリで荒らしたあとの詰め、あるいは先発展開の荒しと起点。そして中盤の駆け引きの中間択や中継点にもなりやすく、なくてはならない存在。
クレセで特殊ルカリオに麻痺をいれ、ミミで処理したり、ゴーリガッサ対面でマッパとその他の択を押し付けられる。
ABでない理由は、特に耐久が欲しいと思わなかったこと。火力が落ちるのが気に入らなかったこと。Sが活きる場面がおおいこと、等々。
【リザードン】
努力値:A252b4S252
実数値:H153 A136/182 B99/132 D105 S167↑
技構成
ドラゴンクロー/かみなりパンチ
フレアドライブ/ニトロチャージ
陽気AS
虫Zガモスに、メガしていなかったら耐性でケア可能。Sを甘えたグロスを倒せる。ゴーリの誘うリザにまぁまぁ強い。襷のないガッサをニトチャで起点にできる。皮のないASミミを倒せる。
ざっと利点をあげるとこの程度。特に虫Zガモスを意識して採用した。
選出画面の圧力も高い。
ここは半自由枠。
かみなりパンチはS13まで剣の舞いだったが、あまり使っていないのでサブウエポンを採用し範囲を広げた。
逆鱗はあまりにも使いにくく、火力は全く足りないがドラゴンクローを採用。暴れ状態にならないのは刺さる場面も多ければ、火力がたりず落としきれない場面もまた多かったので、好みだと思う。
個人的には痒い所に手が届く性能で、ゴーリを第一のエースに添えた本構築にはマッチしていると思っている。
こいつをクレセで蘇生するルートも強力。
《構築の長所・短所》
長所
・選出画面での圧力
崩し性能が高くみえるポケモンが多く、また実際ある程度崩せる構築であるため、他のゴーリ構築にありがちな、ゴーリ以外は崩しにくい⇔ゴーリに崩しを一任しているということがなく、オニゴーリへの対策がしっかりした受け気味構築やサイクル構築に対してもある程度強い。
また、クレセリアでの蘇生先として、ミミ以外は選択肢に入る。これは言い換えると勝ち筋を選べるということで、より柔軟な試合展開が望める。選出パターンにくらべ、試合展開のパターンは多く、不意なことに対応しやすい。
・考えることが少ない。
狭い選出で広く対応でき、またやることも明確であるため、択が分かりやすい。また、相手の型によりこちらの動きが全く異なるということがすくないため分かりやすい。
例えば、選出画面でギルガルドがいたとして、こちらは聖なる剣を警戒さえしておけば、例え相手がそれをもっていない毒守型であっても困ることがない。
もっと分かりやすくいうと、最悪を想定しておけば、それ以外の行動にケアが効くため、しばしば見かける○○想定で動いたら××で負けた、ということが少ない。
・ミラーに強い
オニゴーリ対策に頭を悩ませる人は少なくない。この構築は相手のゴーリにかなり強く立ち回れるため、ゴーリに対して一定以上の勝率が見込める。また、クレセゴーリミラーにおいても、ルカリオ等有利な駒がおり、勝ちを拾いやすい。